育児休業を取得する予定の男性会社員の皆さん、
- 「せっかくの育休期間、子育て以外に何かできることはないかな」
- 「育休中の収入面が不安…」
と悩んでいませんか？
育児休業は子どもとの大切な時間を過ごす素晴らしい機会ですが、同時に新しいことにチャレンジするチャンスでもあります。
特に 副業 を始めることは、経済的な安定だけでなく、あなたのキャリアや生活の質を大きく向上させる可能性を秘めています。
この記事では、男性会社員が育休中に副業を始めるべき理由を、実体験をもとにお伝えします。
結論からお伝えすると、育休中の男性が副業を始めるべき理由は、収入アップ、スキルアップ、気分転換、自己成長、そして将来の選択肢を広げられるからです。
この記事を読めば、育休期間をただの「会社を休んでいる期間」ではなく、「人生の転機」として活用するきっかけになるはずです。
あなたも私のように、育休をきっかけに新しいスキルを身につけ、理想のライフスタイルを手に入れることができるかもしれません。
私自身、1年間の育休中に Web制作 の副業で月5万円を稼ぎ、その後フリーランスへ転身した経験があります。
長男は約700gの超低体重出生児として生まれ、半年間NICUで過ごした後、私は1年間の育児休業を取得。
その間にWebデザインを学び、わずか3ヶ月で副業収入を得ることができました。
それでは、育休中の男性が副業を始めるべき具体的な理由について、詳しく見ていきましょう。
育休中の副業としてWeb制作がオススメな理由についてはこちらをご覧ください。
育休中の副業時間の作り方についてはこちらをご覧ください。
育児休業給付金だけでは足りない？副業で家計にゆとりを
育休中の収入はダウン
育児休業中は、会社からの給与ではなく「育児休業給付金」が主な収入源となります。
この給付金は、休業開始時の賃金の67%（6ヶ月経過後は50%）が支給されるシステムです。
つまり、単純計算で通常の月収が30万円の方なら、育休中は約20万円（6ヶ月後は15万円）に収入が減少することになります。
この収入減少は、特に住宅ローンや家賃、車のローンなど固定費が多い家庭にとっては大きな負担となります。
実際、厚生労働省の令和4年度「仕事と育児の両立等に関する実態把握のための調査研究事業」によると、男性が育休を取得しない理由の約40%が「収入を減らしたくなかったから」という結果も出ています。
想像以上にかかる育児費
子育てにかかる費用は、予想以上に大きいものです。
特に、出産後の最初の一年間は以下のような費用がかかります：
- おむつ代：月に約6,000〜7,500円
- 粉ミルク代：完全ミルクの場合、月に約10,000〜15,000円
- ベビー用品：ベビーカー、チャイルドシート、ベビーベッドなどの初期費用で10〜20万円
- 医療費：通院費用
- 衣類費：成長が早いため、サイズアウトするたびに新しい服が必要
さらに、私の長男のように医療的ケアが必要な場合は、通院や特別な機器などの追加費用が発生することもあります。
これらの費用を考えると、給付金だけでは十分とは言えない状況も少なくありません。
月5万円の副収入がもたらす安心感
ここで考えてみてください。
もし育休中に 月5万円の副収入 があれば、どれだけ家計が楽になるでしょうか？
私自身の経験でいうと、育休中にWeb制作の副業で得た月5万円は、精神的な安心感をもたらしてくれました。
この収入により、以下のようなメリットがありました：
- 育児用品を予算を気にせず選べる余裕ができた
- 妻へのちょっとしたプレゼントを増やせた
- 子どものための積立貯金を始められた
- 経済的なストレスが減り、育児に集中できた
副業収入は単なる数字以上の価値があります。
副業収入は家族の生活の質を向上させ、育休期間をより充実したものにしてくれるのです。
副業でスキルアップすれば、復職後の働き方が変わる
復職＝元通り、じゃなくてもいい
育休が終わったら、必ずしも元の働き方に戻る必要はありません。
育休期間中に新しいスキルを身につけることで、復職後のキャリアに新たな選択肢が生まれます。
例えば、Web制作のスキルを身につければ：
- 現職でのデジタルマーケティング担当への異動を希望できる
- 社内のホームページ改善プロジェクトに参加できる
- テレワーク制度を活用し、通勤時間を削減できる可能性が高まる
育休は「一時的に仕事を休む期間」ではなく、「キャリアを再設計する貴重な機会」と捉えることができます。
副業が「会社以外の選択肢」を与えてくれる
副業で実績を積むことは、あなたのキャリアにおいて「会社だけが唯一の選択肢」ではなくなることを意味します。
これは経済的な自由度を高めるだけでなく、心理的な安定ももたらします。
もし会社の方針変更や人事異動など、望まない状況に直面したとしても、副業で培ったスキルがあれば「この会社で働き続けるか、別の道を選ぶか」という選択肢を持つことができます。
子育て世代にとって、この安心感は何物にも代えがたい価値がありますね。
実例：筆者が育休中に得たスキルでフリーランスに転身
私の場合、元々は建設関係の会社に勤めていましたが、育休中にWeb制作のオンラインスクールで学び始めました。
子どもが寝ている時間を活用して、毎日2〜3時間の学習を続けました。
スキルを身につけ始めて約3ヶ月後、クラウドソーシングサイトでホームページ制作を受注し、初めての報酬を得ることができました。
その案件の直後には5万円の案件を受注し、そのまま安定して月5万円を稼げるようになっていました。
復職後も副業を続け、1年後には「このままフリーランスとして独立しても生計を立てられる」という確信を得て、会社を退職しました。
現在は自分のペースで仕事ができ、子どもの行事や急な体調不良にも柔軟に対応できる生活を送っています。
もちろん全員がフリーランスを目指す必要はありませんが、副業で得たスキルは必ず将来の選択肢を広げてくれるでしょう。
「自分の時間」が持てると、育児にも前向きになれる
育児に100％集中し続けることの難しさ
育児は素晴らしい経験ですが、24時間365日、子どもだけに集中し続けることは現実的ではありません。
特に、夜泣きや授乳で睡眠不足が続くと、心身のストレスが蓄積されていきます。
私の長男は胃の成長が遅く、一度にたくさんのミルクを飲むことが出来ませんでした。
半年以上、2~3時間おきに授乳をする必要があり、とても大変でした…
そんな中、「自分だけの時間」「自分の成長につながる時間」を確保することの重要性を実感しました。
副業は気分転換、そして自己肯定感の源にもなる
副業に取り組む時間は、単なる「稼ぐ時間」ではなく、あなた自身をリフレッシュさせる「気分転換の時間」にもなります。
特に、子どものお世話とは全く異なる頭の使い方をする作業は、良い意味での「切り替え」になるのです。
また、副業で成果を出すことは大きな自己肯定感につながります。
「子育てもできるし、こんなスキルも身につけられた」という実感は、自信を育み、日々の育児にも良い影響を与えます。
メリハリがあるからこそ、家族に優しくなれる
私は育休中、子供が寝ている間はWeb制作の勉強と副業に取り組み、子どもが起きている間は子どもと全力で向き合うようにしていました。
このメリハリが育児の質を高めることにつながったと感じています。
ずっと育児だけに集中し続けると、どこかで息詰まる瞬間が来てしまうのです。
副業という「自分の時間」があるからこそ、家族との時間もより大切に、より充実したものになるのです。
今は「挑戦すること」が許される特別な時間
育休中はスキル習得のゴールデンタイム
育休期間は、新しいスキルを習得するための特別な時間です。
会社の業務から離れているため、本来の仕事のプレッシャーを感じることなく、新しいことに集中できます。
特に、Web制作のようなスキルは、オンラインコースやYouTube、書籍などを通じて、自分のペースで学ぶことができます。
子どもが寝ている間や、パートナーが育児を担当してくれている時間を活用すれば、1日1〜2時間の学習でも確実にスキルアップできるのです。
忙しい会社員時代にはできなかったことを今こそ
出張や残業が多い会社員生活では、なかなか新しいスキルを身につける時間が取れないものです。
「本業とは別のことを学びたい」と思っていても、日々の業務に追われてその機会を見送ってきた方も多いのではないでしょうか。
育休は、そんな「いつかやりたかったこと」に挑戦できる貴重な期間です。
この機会を活かさない手はありません。
多少失敗しても大丈夫な「実験期間」
育休中の副業は、リスクが少ない「実験期間」と捉えることもできます。
なぜなら、主たる収入源（会社からの給与や育児休業給付金）が確保されている状態で新しいことに挑戦できるからです。
例えば、副業を始めて、最初の数カ月は全く収入が発生しなかったとしても、生活に直結する危機にはなりません。
この「セーフティネット」があるからこそ、心理的安全性を保ちながら新しいチャレンジができるのです。
私自身も最初の2ヶ月間は全く収入がありませんでしたが、「今は学びの期間」と割り切ることができました。
こうした心の余裕が、結果的に良い学びと成長につながったと感じています。
育休明けの「ブランク不安」を解消できる
育休取得で感じる「キャリアへの不安」
育休を取得する男性が抱える大きな懸念の一つに「キャリアの停滞」があります。
調査によれば、育休を取得した男性の約16%が、「職場復帰後のキャリアへの影響」を心配して育休取得期間を短くしたと報告されています。
特に長期の育休を取得する場合、「業界の動向についていけなくなるのでは？」「スキルが陳腐化するのでは？」という不安は大きいものです。
私自身も1年間の育休取得を決めた際、「復帰した時に周囲との差を感じるのではないか」という不安がありました。
特に技術の進化が速い現代社会では、1年のブランクが大きな差になることもあります。
副業は「スキル維持・向上」の最適解
このような「ブランク不安」に対して、副業は絶好の解決策となります。
特に本業とは異なる分野の副業を始めることで、以下のようなメリットが生まれます：
- 新しい視点やスキルを獲得できる
- 変化の激しい現代社会に適応する力が身につく
- 復職後の仕事に活かせる発想や技術が得られる
例えば、Web制作のスキルを身につけることは、どんな業界で働いていても価値があります。
デジタルツールの理解が深まり、情報収集能力や表現力が向上するためです。
私の場合、建設業とは全く異なるWeb制作を学んだことで、デジタル化が進む建設業界の最新トレンドをむしろ先取りして理解することができました。
育休明けの「逆転現象」も可能に
最も興味深いのは、育休中に新しいスキルを身につけることで、復職後に「逆転現象」が起こる可能性があることです。
つまり、育休で一時的に職場を離れたにもかかわらず、復帰時には新しい価値を会社にもたらせるようになるのです。
私の知人は、営業職として働いていましたが、育休中にデータ分析のスキルを独学で身につけました。
復職後、そのスキルを活かして社内の営業データを分析し、効率的な顧客アプローチ方法を提案。
結果的に部署全体の業績向上に貢献し、むしろ評価が上がったのです。
このように、育休中の副業は「キャリアの空白期間」を埋めるだけでなく、新たな付加価値を生み出す機会となります。
職場に戻った時、「育休を取って良かった」と心から思える経験になるでしょう。
まとめ｜育休中の副業は、未来の自分への投資
育休中の男性が副業を始めるべき5つの理由について解説してきました。
おさらいすると：
- 経済的な余裕が生まれる – 育児休業給付金だけでは足りない家計を支え、経済的ストレスを軽減
- キャリアの選択肢が広がる – 復職後の働き方に新たな可能性をもたらす
- 育児との両立でメンタル健康を保てる – 自分の時間があることで、育児にも前向きになれる
- 挑戦する絶好のタイミング – リスクの少ない環境で新しいスキルを身につけられる
- 育休明けの「ブランク不安」を解消できる – 本業とは違うスキル・視点を身に着けられる
私自身、育休中にWeb制作の副業を始めたことで、キャリアに新たな可能性が生まれ、最終的には理想の働き方を実現することができました。
もちろん、全ての人がフリーランスを目指す必要はありませんが、新しいスキルを身につけることは、必ず将来の選択肢を増やしてくれるでしょう。
育休は、子どもとの大切な時間を過ごしながら、自分自身も成長できる貴重な機会です。
この期間を最大限に活かして、あなたも「育休を取って良かった」と心から思える経験をしてください。
子育ても、キャリアも、両方を大切にできる働き方は必ず存在します。
育休中の副業は、そんな理想の未来への第一歩になるはずです。
あなたも育休中にスキルアップを始めませんか？
育休中のスキルアップに興味を持ったなら、まずは以下のアクションをおすすめします：
- 自分の興味・関心のある分野を洗い出す
- オンラインスクールや独学など、学習方法を検討する
- 1日30分でも良いので、学習習慣を作る
育休は子育てだけでなく、自分のキャリアを見つめ直す絶好の機会です。
この貴重な時間を最大限に活用して、子どもとの時間も大切にしながら、自分の将来も切り開いていきましょう！
私は自信の経験から、育休のスキルアップ、副業としてWeb制作をオススメしています。
育休中の副業としてWeb制作をオススメする理由を以下の記事にまとめています。
ぜひご覧ください。
これから育休を取るパパへ
育休は「会社を休む期間」ではなく、新しい人生の扉を開く機会です。
私のように、育休をきっかけに新しいキャリアや生き方を見つける人も少なくありません。
ぜひ、この貴重な時間を最大限に活用してください。
もし育休中の過ごし方や、育児と並行してのスキルアップについて質問や相談があれば、ぜひ問い合わせフォームからご連絡ください。
同じ経験をした先輩パパとして、できる限りサポートします！
最後まで読んでいただきありがとうございました！
